「アフィリエイト」と聞いてあなたはどのようなイメージを抱きますか?
などと、人によって理解の仕方に大きな差があるキーワードで、業界によってはむしろアフィリエイトという単語すら知らない人も決して少なくはなく、認知度はまだまだ一般的だとは言えません。
また、アフィリエイトという単語を一度や二度耳にした事がある人の間では、「なんか怪しいもの」「副業の代表的なもの」「ちょっとしたお小遣い稼ぎをするもの」「与沢翼さんでしょ」という感じで、なかなかプラスイメージで捉える人が少ないというのも事実です。
ウィキペディアによるとアフィリエイトとは、
ある広告媒体のウェブサイトに設置された広告によってウェブサイトの閲覧者が広告主の商品あるいはサービス等を購入し、生じた利益に応じて広告媒体に成功報酬を与える一連の形態をさす用語。単にアフィリエイト(Affiliate)、縮めた形でアフィリ、アフィと呼ばれることが多い。
と紹介されています。
聞いた事がない人にとってみたら、何のことだかさっぱりわかりませんよね?じゃあやっぱりアフィエイトって、何だか怪しくてよく分からないもので、知らなくても良いようなものなのかと言うと、まったくそんな事はないのです。
実際にアフィリエイトを行ってきた僕の見解を紹介します。
でも、日本でのアフィリエイターの印象は最悪というのは間違いない!

分かり易く簡単に言いましょう。
アフィリエイトとは、企業の商品やサービスを企業の代わりに集客してあげる行為の事を指します。
分かりやすいですよね?(笑)企業の代わりに商品を売ってあげるんです。
でも売ってあげる、というと少しこれは間違っている事になってしまうから、厳密に言うと紹介してあげる、のがアフィリエイトです。
例えば、サマンサタバサの財布の販売ページをブログやツイッターで紹介してあげたり、熱海の老舗旅館のホームページをフェイスブックで紹介してあげる。この行為がアフィリエイトなわけです。
そしてアフィリエイターと呼ばれる人達は、アフィリエイトを行う事によって商品やサービスが売れれば、その売上の数%の報酬を貰う事になります。これがアフィリエイト報酬です。
この例で分かるように、本来アフィリエイトというのは企業側にとってみれば、自分達の代わりに商品やサービスを紹介してくれる販売代理店という事になりますから、重宝すべき存在なのです。企業によっては売上の大半をアフィリエイターに依存している企業もあるくらいです。
また、もう一方の消費者側からしてみても、ブランド物の掘り出し物のバッグや、素敵な温泉旅館を教えて貰えるのですから、本来は価値ある情報を貰えて有り難いはずなんです。
しかし、なぜ日本では「アフィリエイトとは?」と聞かれると、その意味が浸透していなかったり、「詐欺だ」「怪しい」「胡散臭い」などの間違った認識が広まってしまったかというと、アフィリエイト報酬を得たいがためにアフィリエイターが商品やサービスの価値を、それが本来持つ以上に誇大表現して紹介しまったからですね。
アフィリエイトがアメリカから日本に入ってきてまだ10年そこらの歴史しかないわけですが、その10年の間で一部の悪質なアフィリエイターが、商品やサービスの事をある事ない事ひっちゃかめっちゃか書いて紹介するという文化が根付いてしまったので、「アフィリエイト=胡散臭い」という構図が出来上がってしまったのです。
アフィリエイトは学齢や経歴や年齢に関係なく、誰でもできるからこそ、後先考えずに悪質な事をする人が続々と参入したという歴史的背景もありますし、ほしのあきさんや小森純さんなどの有名な女性芸能人がアメブロなどでステルスマーケティングを行ったという背景もあるでしょう。
ステルスマーケティングとは、通称ステマと呼ばれる行為で、消費者に宣伝だと気づかれないように宣伝行為をすることです。
例えば、本当は知り合いの会社の化粧品であるにも関わらず、自分は全く関係のない第三者のフリをして、「こんな化粧品を見つけました!」なんて感じで、その化粧品をアメブロで取り上げるような行為を想像して下さい。
まあとにもかくにも、そのような悪質なアフィリエイターが今も昔も後を絶たないという背景があったからこそ、アフィリエイトという言葉自体の印象が悪くなり、若い男性でればとても結婚相手のお父さんに「僕はアフィリエイターをしています」なんて言えない状況になってしまったという事なんです。
しかし、アフィリエイトの社会的意義は今後絶対に上がっていく

一度根付いてしまった人々の認識は、そう簡単に変わるものではありません。
ですから、アフィリエイターという名前に関しての胡散臭さは、もしかしたら日本ではこの先5年や10年経っても今のままかもしれません。人が、一度生理的に嫌いになった人を好きになれない心理と似ているかもしれませんね。
アフィリエイトやアフィリエイターという言葉の印象は良くならないかもしれませんが、アフィリエイターの活躍の場が今後ますます広がっていく事はもう間違いありません。
つまり、下手したら詐欺扱いされていた「アフィリエイト」の社会的意義がますます上がっていくのです。
これはどいいう理由によるものと言いますと、やはりアフィリエイターが持っている「集客力」に起因します。
アフィリエイターは1人で活動している人もいれば、数十人規模で法人化して活動している人もいるのですが、力のある上位層になってくるとまあその集客力は半端ない訳です。
誰もが知っている大企業であろうとも、1個人の法人化していないアフィリエイターを頼って大企業側から連絡してきている事例を僕はたくさん知っています。
こんな、弱小サイトオーナーの僕の元にも、どこから風の噂を聞きつけたのか分からないのですが企業側から「この商品を売っておくれやんす!」と、ちょくちょくお願いオファーがやってきます。
※というのはウソで、僕が持っているサイトに連絡先を載せています(笑)
というのも、力のあるアフィリエイターは1人でその会社の商品を毎月数百個、数千個と売ってしまうのです。企業からしたら、こんな貴重な戦力はいませんよね?
会社にとって利益を生み出さない社員の首なら簡単に切れるかもしれませんが、毎月多額の利益を会社にもたらしてくれるアフィリエイターとの縁は、もはや切る事ができなくなるわけです。
1個人のアフィリエイターの動向が、毎月の企業の売上を数百万円単位、数千万円単位で動かしてしまうのです。実際に僕もある2商品に関しては、企業の売上額を毎月数百万円単位で動かしています。
企業側としてみれば、自社の売上をそのアフィリエイターに依存している割合が多ければ多いほど、そのアフィリエイターに愛想を尽かされた日には、自社の存続問題にも発展しかねませんからね…
おー怖い怖い。。。
このような感じで、力のあるアフィリエイターは集客力のない企業にとってはまさに救世主になりえますし、これこそがアフィリエイトの本来の姿なんじゃないかなと僕は思うんです。
企業側は自社の売上アップに貢献して貰えるし、アフィリエイター側は自分の商品を持たなくても収入を得る事ができる。まさにWIN-WINです。
アフィリエイトは全てのビジネスに通じる力が身につく

なので、今からアフィリエイトのスキルを身につけておいた方が絶対に良いよ!という結論です。
アフィリエイトのスキルを身につけておけば、だいたいどんな商品やサービスでもそこそこ売れるようになるでしょうし、インターネットビジネスでそのスキルが活きるのは当然として、リアルビジネスでの集客にもアフィリエイトで培ったスキルは存分に活かされるのです。
むしろ、WEBに疎い人が多いリアルビジネスにこそインターネットビジネスのスキルを持ち込むべきでしょうね。そうする事で競合と一気に差をつけられます。
例えば元々アフィリエイトでハイパフォーマンスを出していた方がいたのですが、その方が新規オープンしたご自身の美容院のホームページに、アフィリエイトで培ったスキルを存分に入れ込みました。
そしたら、瞬く間に口コミやリピーターの続出する素敵なサロンになり、はるばる県外から髪を切りに来るお客さんも数名出ているのです。
日本の美容院の大半はもはやホットペッパービューティーに頼らざるを得ない構造になってしまっているので、大半の美容院がリクルートが潰れると同時に廃業に追い込まれます(笑)
今やどこの美容院も同じにしか見えないし、美容院の経営者はバカの1つ覚えのようにホットペッパービューティーにお金を払うのが当たり前だと思っている。これじゃダメ。
しかし彼の美容院は、独自の集客ルートができているので、広告費をかけずに集客ができているのです。いやあ、素晴らしい。
結局は、アフィリエイトで力のついた人はそれでいかようにも食っていけるでしょうし、パソコンさえあれば売上をガンガン作れるわけですから、会社勤めをしていてもそのスキルを欲しがらない会社はないでしょう。
まさに良い事づくめのアフィリエイト。ただ、日本人の間ではボロクソ言われたり印象が最悪という点だけが難点。
さぁて。メリットと少々のデメリットを知った上で、あなたはアフィリエイトを始めますか?どうしますか?
