第二新卒で大手企業に転職したいと考える君へ…

第二新卒転職大手

第二新卒として大手企業への転職を考えているあなたへ・・・

その気持ちはわかるけど、残念ながらあなたのその考えは「全くもって甘すぎる!」というのが結論です。

厳しい事を言っているようですがこれは事実で、何よりも20代前半の時に私自身も第二新卒として大手企業への転職を目指していたのですから、、、(笑)そのまま大手企業への転職を目指して突っ込んでいくと、どういう結果になるかは目に見えています。

ただ私がお伝えしたい事はそんな事ではなく、それでもそんなあなたの未来は非常に明るいという事で、ちょっと考え方を改めるだけでこの先に楽しい将来がやってきます。

どういう事かをこれから説明しますけど、まずは過去の私を反面教師にして、第二新卒という立場の印象の悪さを自覚する所から始めましょう。

第二新卒なんて使えないし中途半端以外の何物でもない!

要するに、第二新卒なんて何をとっても中途半端なんです。

いやもう、これに尽きます。

まず常識的に考えて、中途半端な奴をまともな大企業が採用するはずがありませんよね?(笑)ましてや学生に人気の大企業なんて、なおさら第二新卒が入り込むスキなんてあるわけがありません。

そもそも4年制の大学を卒業して新卒として入社した会社を、わずか数か月~2年くらいで辞めてしまった若者の事を指して第二新卒と呼ぶのですが、企業の人事や世間のイメージとしては、「入社して3年も我慢できなかったヤツなんか使えない!」という感じですし、まあ確かにそのご指摘はそれでごもっともなのです。

数か月や1年そこらの就業経験では、大半の会社ではほぼ実務経験はないに等しいでしょうし、中途社員としてよそに転職するにはスキルや経験に欠けてしまいます。そして何よりも、「すぐ辞める根性のないヤツ」という事で印象が悪いんです。

もちろん、新卒として入社した会社をすぐに辞めてしまった背景にはそれなりの理由がある事は私にも分かっていますが、それは自分自身の中での問題であり、周りの人達のあなたへの印象を払拭する事は不可能なのです。

それに、第二新卒を採用するくらいだったら、翌年の新卒を採用しようと考えるのが普通の大手企業です。学生に人気の大手企業ほど、優秀な学生が毎年毎年採用試験にやって来ますから、第二新卒を優遇する理由はどこにもないのです。

私は新卒で大手のリクルートグループに入ったものだから、それこそ転職する2社目の会社も最初は大手企業を探していました。

「早稲田も出ているしどこかしらの大手企業には入れるだろう!」とたかをくくっていたのですが、その自分の勘違いぶりに早めに気が付く事ができ、途中で中小企業への転職にシフトチェンジしたものです(汗)

という事なので、基本的には第二新卒で大手企業に転職をするのは諦めましょう。

私は第二新卒でコンサル会社を志望していたのですが、それにしてもまあ感触が悪かったのが印象的でした。第二新卒という立場の弱さをこの時に痛感しましたね。

コンサルティング業界なんて、新卒でさえも狭き門なのですから、第二新卒なんて門戸すら開いていないというのが実情でした。

・・・例えばこんなケースがありました。

これは私の予測ですが、たまたま卒業した大学名と、新卒で入った1社目の会社名で履歴書審査にひっかかったコンサルティング会社がありました。

「お!!志望のコンサル会社の履歴書が通ったぞ♪」とテンションアゲアゲで1次面接に向かったのですが、なんとその場で紹介されたのは、よその会社の求人情報でした(笑)

人事担当が待ち構えていて、「うちが採用するコンサルタントは残念ながらもう決まってしまったのですが、社長の知り合いの小さな会社で営業マンを探しています。どうだい?そっちの会社の面接を受けてみないか?」

というものでした。

「は??冗談じゃない!ここまで呼び出しておいて人を馬鹿にするなよ!」

と、内心は思ったものですが、「ありがたいお話ですがお断りさせて頂きます」と伝えて帰ってきたというケースがありましたね。

まあ結局、第二新卒の存在なんてそんなものなのです。よっぽど異質な才能とか学歴とか、よほどの美人とか、そういう際だったものが無い限りは大手企業に転職できる事はまあ稀でしょう。

第二新卒は負け組人生を歩むのか?

じゃあ、第二新卒は負け組人生を歩むのか?

新卒で入って我慢し続け、出世レースに乗った大手企業の人間だけが勝ち組なのか?

3年間すら我慢できなかった人は、もう日の光を浴びずに生きていくしかないのか…?

いいえ、もちろんそんな事はありませんよね。

むしろ私は、会社が辛かったら3年なんて我慢していないでとっとと辞めてしまえば良いと思っていますし、むしろ3年我慢していたら、その間に経験できたはずの様々な事と出会えるチャンスを失ってしまっている事になるので、それこそ人生損していると考えます。

これは堀江貴文さんもよく言っている事ですよね。

会社なんてつらければ辞めれば良いし、今は3年我慢したってそれが報われる時代ではありません。そこに固執する理由がもうないんです。

会社に依存したってその会社が右肩上がりの成長を見込める確証なんて無い訳ですし、ましてや3年後にあなたが首を切られたら我慢していた意味がないですよね。

それならいっそ、早いタイミングで今の会社には見切りをつけて、本当に自分がやりたい事をやっていくべきなのです。それで食べていけばいいのです。やり方はいくらでもあります。

人生は1回きりで、あっという間に過ぎ去っていくのですから。

昔は大企業に入社して、それこそ必死に歯を食いしばって嫌な事やストレスを全部我慢すれば、エスカレーター式に登っていける社会システムでした。

ただ、そんな時代はもう終わりです。

この多種多様な価値観が存在する時代では、一度路線から外れてしまった第二新卒の人達だって、いくらでも人生を挽回する事ができるわけですし、会社に固執してしがみついているような人達よりは、むしろ自分の将来の事を真剣に考える機会が増えるでしょうから、結果的にはより良い人生を歩める可能性も高いのです!

世間的なイメージでは、年収1000万、週休2日制、夏と冬にドカーンとボーナス、というのがハイステイタスなのかもしれませんが、それはサラリーマンという狭い世界の中に限った話だという事を知りましょう。

大手企業の人ほど井の中の蛙になっている傾向は強いのですが、世界にはもっと面白い働き方、生き方が存在しているのです。

大手企業という狭い枠の中で生きる事から「外の世界」に目を向ければ、人生の可能性は無限大である事にあなたもいずれ気が付くはずです。

例えば「雇われずに豊かに生きる」という選択肢を目指したい場合、そのためには小さくても良いので自分のビジネスをゼロから構築していけば良いでしょうし、仕組みがうまく回りだすと、大手企業のエリートサラリーマンの年収くらい余裕で超えてしまうようになるわけです。

東大卒の外資系金融企業のエリートサラリーマンが、土日もなしで朝から晩まで必死になって働き続けて年収2000万円貰えるところを、週に1日だけ働いて好きな時に休んでいる非エリートが、年収2000万円を超えてしまう事が普通になった時代です。

あなたがどちらの道を歩みたいか、、、まずはこの機会にじっくりと考えてみてはいかがでしょうか?