フランチャイズをおすすめできない2つの理由

フランチャイズおすすめ

起業・独立を考える会社員の中には、1つの選択肢としてフランチャイズを検討する方もいるでしょう。

日本最大級のフランチャイズ・代理店募集サイトの『アントレnet』を見ると、様々な業種のフランチャイズビジネスが紹介されています。

メジャーどころの学習塾、コンビニに始まり、タクシードライバー、飲食店、お弁当の移動販売、中古車輸出、網戸の張り替えなど、エリア別・業種別、独立スタイルごとに多岐にわたっておすすめのフランチャイズビジネスが紹介されています。

しかし私の結論を先に言うと、フランチャイズビジネスは時間的・経済的・精神的な自由を求める人が一番やってはいけないビジネスです。

なぜフランチャイズビジネスをおすすめできないのかという理由について、フランチャイズビジネスの根本的な2つの致命点を説明します。

フランチャイズビジネスの2つの決定的な致命点

フランチャイズビジネスをこれからやろうかなと検討している方は、余計なお節介かもしれませんがやめておいた方が良いでしょう。

1.ハイリスク・ローリターン

フランチャイズビジネスの1つめの大きな欠点はこれです。そう、どう考えてもハイリスク・ローリターンになるのです。

もちろん、アントレnetなどの募集サイトなどには綺麗ごとばかりを並べ立てて、ビジネスの知識がない初心者にとっては魅力的に思えるような文言を書き綴っているでしょうけど、結局はハイリスク・ローリターンなので、せっかく自分で独立してビジネスを始めたにも関わらず、結局は会社員をしていた頃の生活の方が良かったりするのです。

何よりも、フランチャイズビジネスを始めるには大きな初期投資が必要です。

数十万円で始められるものも中にはあるかもしれませんが、魅力的で人気なフランチャイズビジネスほど初期投資額が大きく、ビジネスをスタートする前段階で数百万円の自己資金を運営元のフランチャイザーに納めなければならないケースも少なくありません。

もうこんなものは、初心者が成功するビジネスの原則からはかけ離れてしまっているわけです。

ビジネスを始めるには、最初はお金をかけずに低資金から始めなければいけませんし、利益が出るになってから、あるいはテストマーケティングを繰り返し、「これはイケる!」と確信が持てた段階で初めて大きな投資をするものです。

フランチャイザ―の言い分としては、「開業するための必要な素材は全部提供してやるんだ。その代わりに、多額の上納金を納めるのは当然だろ。」という事なのですが、そもそもそのビジネスモデル自体を疑ってかからないといけないというのもあるでしょう。

開業するに当たっての必要備品なども用意して貰える代わりに、フランチャイジーが受け取れる利益率なんてたかが知れているのです。

だから結局は、汗水垂らして毎日せっせと働いている割りにはたいして儲からないビジネスだという事に、後になって気がつくのです。

たいていのフランチャイズビジネスは、継続的な集客の部分がないがしろになってしまっているケースも多く、多額の初期投資をして開業したはいいものの、集客ができずに結局はじり貧になっていくというフランチャイジーが続出しているのです。

いずれは集客の仕組みが成り立たなくなるかもしれない危ういビジネスを始めることは、リスク以外の何物でもないのです。

まずこういった1つめの理由で、フランチャイズビジネスはおすすめできません。

2.結局は大元のフランチャイザーしか儲からない

そして2つめの理由がこれです。

ビジネスには「仕掛ける側」と「仕掛けられる側」の2通りに分かれます。つまり、ランチャイズビジネスも使う側のフランチャイザーと、使われる側のフランチャイジーに分かれるのです。

だからフランチャイズビジネスで独立する人は、もしかしたら「これれ自分も独立だ!」と意気込んでいるかもしれませんが、実は運営元のフランチャイザーの仕組みにうまく組み込まれてしまっている事に気が付かないといけないのです。

意思決定権、設備面、集客方法など、ビジネスモデル自体を運営元のフランチャイザーに握られてしまっているビジネスは、結局は経済的、精神的、時間的な自由を手に入れるという事とは相反します。

仮にフランチャイザーの会社が倒産してしまえばあなたのビジネスもそれまでです。せっかく積み上げてきたものがあっても、他の誰かの責任でそのビジネスに区切りをつけないといけなくなるのです。

つまり、いくら魅力的に思えるビジネスであっても、結局は他人に依存するビジネスは危ういという事が言えるのです。

ちゃんと最初から仕掛ける側に回って、誰にも依存しない自分のビジネスをしっかりと構築しないといけません。

結局は、自分でビジネスを始めた人が勝っている!

フランチャイズ等の誰かの仕組みに乗っかるのではなく、自分でビジネスを作りあげないといけないんだなという事が分かったかなと思います。

ただ、ほとんどの人は自分でビジネスをゼロから考え出すなんて無理だと思っているかもしれません。

ですが、もう時代は変わりました。

インターネットの普及によって、誰もが自分のスモールビジネスを作り上げて、そこから個人で収入を生み出していける時代になりました。自分で作り上げるスモールビジネスは、フランチャイズビジネスとは反対にローリスク・ハイリターンのビジネスモデルです。もはや、ノーリスクと言っても過言ではないでしょう。

フランチャイズビジネスに関してただ一つ言えるのは、まだ今ほどインターネットが普及していなくて、個人でビジネスができなかった10年以上前であれば、個人が独立開業するにはフランチャイズも1つも魅力的なビジネスモデルだったかもしれません・・・

でも今はもう違います。

自分でビジネスを作り上げ、WEBを使って完全自動集客の仕組みを作り上げれば、本当の意味で経済的にも時間的にも余裕のある生活ができるようになります。

下記のページでスモールビジネスの始め方を解説していますから、ぜひ参考にしてみて下さい。