ハローワーク求人の裏事情を少し話します。

ハローワーク求人

ハローワークの求人について少し書きたいと思います。

これはどこかで聞いた話などではなく、私が実際に体験した話で、私はハローワークをこれまでに何度も利用した事があります。

ただそれは、一般的な利用方法とは少し違います。

働き先を見つけるためにハローワークを利用したのではなく、“求人広告を出している企業を発掘するため”にハローワークを利用しました。

なぜなら僕はサラリーマン時代に、タウンワークをはじめとしたリクル―トの求人広告営業をやっていましたので、ハローワークに求人を出している企業はリクル―トの見込み客になる可能性がありますので、ハローワークを当たるのはリクルートの求人広告営業マンの間では当たり前のルーティンワークとして根付いていたからです。

そんな視点から見たハローワーク求人の裏側を話します。

1.ハローワークの求人を利用する企業は資金力がない

企業側にとってみれば、ハローワークの求人を利用するメリットは「タダだから」というこの1点だけです。

それ以外には何もありません。

だからこそなのですが、ハローワークに求人を出しているような企業は人材採用にはお金をかけたくないか、もしくはお金がなくてかけたくてもかけられないという零細企業の求人が9割以上を占めていました。

僕らはハローワークで求人を出している企業に片っ端から突撃訪問して、お金を出して求人広告を出し、人材採用をする提案をしてみるのですが、なんだかんだでお金を出し渋る経営者や担当者ばかりでした。

人脈づてで良い人材を確保できる見通しでもあるなら別にいいんですけど、なんというか、みんな揃いも揃って「ケチ」だという印象を受けました。

その企業の中からは、提案を重ねて広告出稿に至った企業も当然ありましたけど、割合的には「お金が出せないから」「出したくないから」という単純な理由だけで出稿を断られた企業の方が圧倒的多数でした。

この記事を読んでいる方の中で、もしもハローワークで求人を探している人がいるならば、ここでよく考えるべきなのはその企業の経営方針でしょう。

本来は新しい人材を採用して業務をどんどんふっていかないといけない状態であるにも関わらず、採用に踏み切れないようでは、人材不足で既存社員の方々がオーバーワークになってしまっているかもしれませんし、人数の少ない会社では社長自らが働きアリのように毎日せっせと現場で働いているのだと思います。

ですがこれでは、社長は新しい事を始められませんし、いつまで経っても次のステージにいく事ができないわけです。

会社は成長していきませんし、社員のお給料だって一向に増える事はないでしょう。

だから本来であればせっせと人材採用を行ってしまうべきなのに、人材採用でかかるお金を「投資」ではなく「消費」だと捉えてしまっているのです。

トップがこんな思考状態では、その企業の行く先はしれているでしょう。

人材は「人財」と書いて企業にとっては宝ですから、そこに投資をしないで一体どこに投資をするんだという話ですね。

 

2.ハローワークの求人は代えのきく人材採用にしか利用しない

ハローワークに求人を出している企業を日々当たっていると、結構名前の知れた企業もたまーにエンジニアや営業の求人を出したりしています。

まあほとんどの企業が出していたのは事務の求人でしたけどね。

「資金力もある大企業がなんでハローワークなんか使ってるのか?」

新人時代、僕はこれが不思議で、頭にひっかかっていました。

そこで、大企業の人事部長にアポが取れた時に、僕は思い切って質問してみたのです。

「なんでハローワークに求人なんて出してるんですか?
  ハローワークで即戦力の人が採用できる可能性は低いと思いますよ?」

と、思っている事を率直にぶつけてみました。

そして返ってきた答えがこうでした。

「ああ、ハローワークね。一応うちは年中出してるんだよ。うちってすぐに人が辞めるし、とりあえず人を補填するって意味もあるんだよね。スキルのいるような職種は出してないけど、営業とかなら話がうまけりゃできるだろ?」

という回答でした。

大企業の人事部長たるや、やっぱりシビアな物の考え方をできないと勤まらないんだなと、この時は新人ながら妙に感心してしまったものです(笑)

でも要するに、企業にとってみればハローワークで採用したい人材は代えのきく人材だという事で、企業にとってみればそこまで重要なポジションを任すような事はないという事だったのです。

誰でもできる業務を、それを担当する社員が辞めて人数が減ったら、欠員を補填するために出していたという事です。

すぐに人が辞めるようなブラック企業も、毎回毎回求人広告を出してたら大変な事になるので、ハローワークでとりあえず無料で募集をかけているのです。

だから転職先を探している方が考えるべきなのは、

「果たしてこういう会社に入りたいか?」

「そういう仕事に自分が熱中できるか?」

という事でしょうね。

もしも僕が友人知人に本音で転職アドバイスをするのであれば、ハローワークに掲載しているような危ない企業よりも、ちゃんと求人媒体に投資をして広告を掲載している企業を選ぶ事をおすすめします。

将来的にハローワークのお世話になる事のないよう、収入は自分で生み出す方法を知りましょう。

下記の無料講座でそのためのオリジナル教材を無料で配布しています↓

月収100万円を稼ぐ鉄板手法を学べるメール講座