少し前に目にしたどこかの企業の宣伝広告で、秀逸な広告コピーがありました。
「とりあえず3年」の3年が過ぎました。
というコピーライティングで、確かそこから自社の転職系のサービスに誘導していた気がするのですが、「うまいなぁ」と素直に感心してしまいました。
確かに日本人の若者が最初の会社に新卒で就職する時には、なぜか3年はとりあえず働けという一般常識のようなものがありますが、根底にある一般常識をうまく捉えたコピーだなと思ったものです。
そんなコピーに触れた際に、僕が色々と考えた事を書いてみます。
起業したいと思っている人は日本人には意外と多い!?

3年働いてみたらその仕事で必要なスキルや能力が一通り身につくようになるとか、3年経験を積んだら次の転職先を探すなり、新しいステップを踏み出すという意味ですね。
で、「とりあえず3年」という言葉と共に日本のサラリーマンの間でよく見かけるのが、「3年経ったら独立するつもり」とか、「いずれは起業するけど、今はそれに向けた勉強中です」という言葉ですね。
僕自身もこの決まり文句を発する人を嫌というほど見てきました。
しかし多くの人がご存知の通り、こういった類の発言をする人の大半は、本当は起業したいという気持ちはあったとしても、行動に移さないのが実情です。移さないというよりも、現状を変えるのが怖くて移せないのです。そして彼らはそのままサラリーマンとして一生を過ごす事になるでしょう。
ただこの事から僕が一つ考える事があって、このような発言に見られるように、日本人の若者の中には、できる事ならいつかは起業をしてみたいと思っている人が男女を問わず意外と少なくないという事なのです。
「起業したい」という言葉の裏には見栄なども含まれているかもしれませんが、心のどこかでは本当にそう思っている人も案外少なくないのです。
起業するにはどうやったら良いのかが分からずに、漠然と起業するためのアイデアやヒント等を探そうと、ビジネス本を必死に読み漁っている勉強熱心な人もきっと多いでしょうし、そういった方も含めると「起業したい」という人は世間で思われている以上に案外多いと思うのです。
その背景には、インターネットの普及があるでしょう。
こちらの記事で起業するために最低限必要な物に関しては詳しく書きましたが、今は広いオフィスを構えたり、社員やアルバイトなどの人材を採用したりしなくても、インターネットさえあれば起業できる時代になったという事を、多くの人が気づいているのです。
つまり、ほとんどリスクをかけずに誰でも起業する事が可能になっているのです!
それだったら、人生はたった一度きりなんだから、誰かにこき使われるのではなく、自分の好きなように起業してやってみたいと心のどこかでは考えている人が増えていても、僕は何ら不思議ではないと思っています。
起業したい人がまずやらなければいけない事

結論から言うと、起業なんて誰にだってできます。そこに価値はありません。
ビジネスに無縁の方にとってみれば起業するなんてとんでもなく凄い事に思えるかもしれませんが、蓋を開けてみればパートの主婦の方でも定年退職したおじいちゃんでもできるものです。
確かに会社設立手続きの手順は素人には非常に煩雑なものですが、司法書士の先生にお金を払えばささっと会社設立を代行してくれます。
そんな事よりも起業したい人にとって重要な事は、「なぜ起業したいのか?」という事を考える事です。
・クソ上司にいつまでもこき使われたくないから
・朝の早起きと満員電車が苦痛過ぎるから
・会社の飲み会が本当に無意味に思えてくるから
・週の半分をお昼過ぎまで寝ていたいから
・可愛い子だけを社員で採用したいから
・イケメンを採用基準にしたいから
・誰にも干渉されずにお金を稼ぎたいから
・お金に困らない人生を歩んでいきたいから
・今の給料ではとても借金の返済が間に合わないから
・子供と遊ぶ自由な時間がもっと欲しいから
・単純に綺麗な女性にもてたいから
・趣味につぎ込めるお金が欲しいから
・両親の介護に多額のお金が必要だから
この機会によく考えてみて下さい。あなたが起業したいと思う「本当の理由」は何ですか・・・?「なぜなのか?「なぜなのか?」と、WHYを3回以上繰り返して深堀りしてみて下さい。
いかがでしょう?
実は起業がしたいのではなくて、例えば「自由に使えるお金がたくさん欲しいから」「自由な時間が欲しいから」というのが本当の目的であるケースが多いのではないでしょうか?
「なぜ?「なぜ?」「なぜ?」と、WHYを3回も繰り返せば、表面的には現れない自分の考えの本音の部分が見えてくるようになります。
また起業するための理由は、別に自己欲求を満たすための低俗なものであって良いのです。マズローの欲求五段階説で言うと、下の方に位置するレベルの欲求ですね。
でも、それで良くて、WHYを繰り返した時に出てきた「自分が起業したい本当の理由」をなんら悲観する必要はありません。起業したい目的が明確であればあるほど、それは強いモチベーションに変わりますから、大切にしてあげる事が重要です。
そしてたいていの場合、起業したいがためにわざわざ会社を設立する人なんていないでしょう。売上が上がる見込みがあるか、個人で既に収入を得ているから、必要に迫られて法人化するというのが一般的ですね。
だとしたら、起業したい人が本当に考えるべきなのは、あなたが実現したい理想の現実をどうやったら手に入れる事ができるのか?その解決方法を探る事なのではないでしょうか?
そしてまたその解決方法は、自分の力でお金を稼ぐ事によって解決するケースが多いのです。
だとしたら、起業をする事が目的なのではなく、お金を稼ぐ事がとりあえずの目標だという事が分かりますし、そうなれば会社勤めをしながら副業でビジネスに取り組んだって望む結果は得られるという事も分かってきます。
要するに、会社の給料以外にお金を自力で生み出せるスキルさえあれば、起業なんて後から勝手についてくるわけです。
起業するのに秀逸なアイデアは必要か?

起業するためや、副業でお金を稼ぐために秀逸なアイデアは必要なのか?起業したいと思う人が考える、典型的な疑問ですね。
誰かに出資して貰うために事業プランを練らないといけないだとか、クライアントを見つけるためや優秀な人材を集めるために崇高なビジョンやミッションをひねり出さないといけないだとか、国からの助成金を得るためにああするだこうするだとか・・・起業するためのアイデアを考えれば考えるほどきりがありませんね。
あなたがどのようなビジネスでお金を得ていくのかで進め方は全く異なってくるのですが、1つ確実に言える事は、起業するのに秀逸なアイデアなんて要らないという事です。
みんながみんな堀江貴文さんのように画期的なビジネスアイデアがポンポンと浮かんでくるのだったら良いのですが、大半の人はそんな事は不可能です。
起業するとは言っても何もロケットを開発したり、ベンチャ―キャピタルから数億円を引っ張って来るためのプランを考えるわけではないのですから、凡人は凡人らしく戦わないといけないのです。
大切な事は、大きなリスクを負わずに起業するという事でしょう。ローリスクハイリターン、ノーリスクハイリターンを狙うという事です。
一昔前であれば起業するために多額の資本金が必要でしたし、人材やオフィスを抱えて固定費がどうしてもかかってしまったのです。ですから、ノーリスクやローリスクではなかなかビジネスをスタートできなかったのです。
ですが、インターネット環境の整備で今はそれが可能になりました。
そこでオススメなのが、趣味で起業するという方法です。自分の好きな事、得意な事でお金を得る、そして収入が増えてくれば法人化もするという方法ですね。これであればノーリスクでビジネスをスタートさせて収入をゼロか作りだしていく事が誰にでも可能です。オフィスも社員もいりません。たった1人でスタートできます。
インターネットさえあれば、今の時代は誰でもブログを作って情報発信ができますから、そこからマネタイズしていく方法なんて実はいくらでもあるのです。誰もがメディアオーナーになれるのです。
自分の趣味がお金になるわけがない、自分には得意な事や打ち込める事なんて何もない…こう主張する人も中にはいるかもしれませんが、人間誰しも20年以上も生きてくれば、何か必ず誰かに自慢できるものが1つや2つは見つかるものです。じっくりと考えていないだけです。
いかがでしょうか?起業と考えると堅苦しく思えていた方も、ブログを作ると考えれば、随分簡単そうに思えてくるのではないでしょうか…?
これが、僕の提唱する『ブログ起業』という方法ですね。
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