日本人は、「周りの人がどんな生活をしているのか」「年収はどれくらい貰っているのか」と、知り合いや自分と関わりのある他人の事がとにかく気になる人種ですし、自分は自分と割り切れる人は案外少なくて、何かにつけて比較しようとしたがるものです。
仮に他人と比較する事のない無人島に1人で住んでいたとしたら、自分よりも年収が高い人に対して嫉妬心を抱く事もありませんよね?
ですから、嫉妬心、負けん気、失望感、希望、やる気、幸福感…これらの感情も全ては何かと比較するところから生まれる感情だと言っても過言ではありません。
日本社会では仲の良い間柄でも年収の話は暗黙の了解でタブーになっていますし、それは、みんなお金の話が何かしらのいざこざのきっかけになる事を知っているからなのです。
私もサラリーマン時代は同僚の年収が気になりましたし、課長や部長がいくらくらいの給料を貰っているのかも気になったものです(笑)それが時には、やる気を出す原動力になったりもしました。
このように周りの人と比較してしまうのは仕方のない事かもしれませんが、こと社外に目を向けてまったく業界の異なる人達を比較してみると、その年収格差たるや相当なものになっています。
日本社会が「1億総中流」なんて言われた時代は随分昔の話で、今の日本は貧富の差が広がった格差社会になりました。
だから、「自分は年収が低い」と自負している人は、日本人の平均年収を知って「マジかよ…」と自分の給料の低さにガッカリするかもしれませんし、自分は高給取りだと自負している人は、日本人の平均年収を知って「へー、こんなに低いんだ」と思うかもしれません。
平均年収の話で終わってしまっては面白くないので、年収1億円以上をとっている日本人の人数についても紹介しながら、このページを見て下さった方が年収1億を目指すために自分自身のこれからの稼ぎ方や働き方についてもぜひ考えてみて下さい。
しかしやはり、会社員をしている限り年収1億を稼ぐことは不可能ですから、必ずしも自分自身でビジネスや投資を行わないといけないでしょう。
このページでは、読了後にあなたが最初の1歩を踏み出せるようにしていますので、ぜひ最後までお読みください。

日本人の平均年収は420万円
非正規労働者も含めた給与所得者を対象にした国税庁の民間給与実態統計調査によると、2015年の日本人の平均年収は約420.4万円という数字が出ています。
これは、諸手当やボーナスを含めた金額です。
月平均にすると約420万円÷12か月で月約35万円というのが平均月収です。
「うわ!高いなあ!」と思った方もいれば、「え?そんなに低いの?」と思った方もいるでしょう。
では、さらに男女別で細かく見ていきましょう。
2015年の男性の平均年収が520.5万円、女性の平均年収が276.0万円です。女性の平均年収がグンと下がっているのは、もちろんパートや派遣などの非正規雇用の方が多いからでしょう。日本人男性だけの月額平均給与は、約43万円という事になりますね。
どうでしょうか?
今この記事を読んでくれている男性の中で、月の収入が43万円以下だった方は、「稼げない男」と女性から悪口を言われてしまっても仕方がないという結論になります。
さて、こうやって誰かと比較される事で初めて、何かしらの感情がふつふつと湧き上がってきたのではないでしょうか・・・??
でもそれは良い事で、自分の収入が低いと感じた方は、まずはその事実を自覚する事から全てがスタートするのです。
年収ランク別に男女構成比を表にしてみると、下記のようになります。
年収額の構成比 | ||
男性(%) | 女性(%) | |
0.4 | 2500万円超 | 0.0 |
0.3 | 2000万円超2500万円以下 | 0.0 |
1.1 | 1500万円超2000万円以下 | 0.2 |
5.0 | 1000万円超1500万円以下 | 0.6 |
2.8 | 900万円超1000万円以下 | 0.4 |
4.2 | 800万円超900万円以下 | 0.7 |
6.0 | 700万円超800万円以下 | 1.3 |
8.4 | 600万円超700万円以下 | 2.4 |
12.9 | 500万円超600万円以下 | 4.9 |
17.5 | 400万円超500万円以下 | 9.2 |
18.3 | 300万円超200万円以下 | 16.3 |
12.7 | 200万円超300万円以下 | 21.4 |
7.3 | 100万円超200万円以下 | 26.1 |
3.1 | 100万円以下 | 16.5 |
参照:日本人の「お金の使い方」図鑑(王様文庫)
男女合わせると、実に日本人の4人に1人は年収200万円以下で、格差社会のワーキングプア層の現状が浮き彫りになりますね。
また他のデータでは、業種によっては平均年収額が最低だった宿泊業・飲食サービス業の236万円から、平均年収額が最高だった電気・ガス・水道業の715万円と非常に大きな年収差があるというデータも出ています。
経営者は別として、飲食業で働いている人は確かにみんな薄給のイメージがありますよね。
日本人の平均年収についてまとめると、日本人の4人に1人は年収200万円以下という厳しい情勢になっているものの、会社員でも貰っている人は貰っているという事で、結局は日本人の年収格差が大きくなっているという事です。
平均年収が高い業界の男性が日本人の平均年収を引き上げ、更にその中でも一部の高給取りの人がかなりの金額の給与を貰っているので、その人達が日本人の平均年収を底上げしているというのが数字から読み取れます。
年収1億円以上の日本人の割合は?
多くの人が今よりもたくさんのお金を稼ぐために、あるいはより良い生活を送るために、社内で昇進昇格を目指したり、転職を考えたり、副業を始めたり、起業を目指します。
でも、「お金持ち」の定義は人によって違うと思います。
年収300万円の人にとってみれば年収1000万円以上の人が富裕層に思えるかもしれませんし、年収1500万円の人からしたら、最低でも年収3000万円はないと富裕層とは言えないと思っているかもしれません。
とにかく、人は何かと何かを比べる事で初めて価値観を持つものですし、自分の中にある基準と比較して相対的な価値観を持つものです。
なのでここでは、とりあえず万人が「お金持ち」だと認めるであろう、年収1億円以上の人数について紹介したいと思います。
東京商工リサーチの発表によると、2016年3月期決算の上場企業のうち、1億円以上の役員報酬を受け取っている役員は414名しかいないとの発表がありました。
しかし、世の中には星の数ほどの中小企業がありますし、未上場の中小企業の方が株主もいないので、社長が好きなだけ役員報酬を高く設定できるものです。
また、中小企業では節税スキームに長けた経営者も多く、実質上は年収1億円ほどを享受しているにも関わらず、敏腕税理士にお金を払う事で税務申告上は年収1000万円ほどに抑えている人もいたりします(笑)
僕ではないですよw
なので、そういった諸々の事を考慮すると、日本において年収1億円以上をとっている人間はどう少なく見積もっても1000人くらいはいると推定できます。
1000人という事は、日本の人口1億2千万人に対して0.001%という事で、当然の結果ですがかなり少ない割合となっています。
もう一度まとめますと、年収1億円の日本人の割合は0.001%です。
本当に年収1億円?自分は年収で一体どれくらい欲しいのか?
今よりも所得を上げていきたいと考えている方は、まずは周りの状況を知り、そして自分の目標年収を具体的にイメージしてみる事。ここからスタートすべきでしょう。
「お金持ちになりたい!」と漠然と考えていても結局それだけでは何も変わらないわけで、具体的な目標金額を設定してみて初めて、例えば年収3000万円を取りたいんだったら月に30万円貰える会社の仕事をしていたってどうにもならない事に気が付くはずです。
(※ここでは分かりやすいように税金計算等の概念は棚にあげています。)
例えば年収3000万円稼ぎたいんだったら、月に250万円稼ぐビジネスをしていなかないといけないでしょうし、あるいは月に30万円稼ぐビジネスを並行して9つ作らないといけないのです。
そうやってどんどん具体的な部分に落としていって、最終的には日々の行動内容に移してしていく事が大切になってきたりするわけです。
もちろんお金を稼ぐだけが全てではないし、幸せの定義だって人それぞれ。何を自分の中での最優先事項にして、どの目標を実現したいかをよく考えないといけないでしょう。
例えば私だったら最優先事項は家族とゆっくり過ごす自由な時間ですし、そのためにも日々時間や仕事に追われないようにするために、ビジネスを仕組み化して自動で回せるようにするという事をすごく意識しています。
お金があればもめ事の大半は解決すると言われるくらい、お金は重要ですしマネーリテラシーを身につける事も重要です。これからのお金の事を考える上で1つの参考になれば幸いです。
これからの個の時代に合わせて会社に頼らずに自分の力で年収を上げていきたいという方は、投資かビジネスをするしかありませんが、投資をするにもタネ銭が必要ですから、まずはビジネスから勉強していきましょう!
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