起業するには特別な能力や才能なんて必要ない

起業するには

「3年後に起業するつもりです!」「今は起業準備中です」

こんな事を言っている人をよく見かけますが、はなはだ筋違いだと僕は言いたいですね。

就職活動中の学生にもこういう方は多いのですが、そういう学生に「じゃあ今はなんで就職活動をしているの?」と尋ねると、「3年間は勉強期間だと思っているからです」「今はまだ早いから、まずはスキルを十分身に着つけてから独立しようと思っています」など、目の前の面接官をバカにしている事にさえ気づかないチンプンカンプンな回答をする学生もいるくらいです。

企業は誰も数年ですぐに辞めてしまうような人材をわざわざ時間とお金をかけて採用しようとしませんし、企業の人事や社長からしてみれば「勉強をしたいならどこかの学校でやってくれよおバカちゃん・・・」と内心思っています。まあ、人事レベルだとそういう俯瞰的な見方はできへんかな。

企業は勉強をする場所ではありません。お金を生み出すための組織であり、1個人の勉強のために存在しているわけではないという事は、特に就職活動や転職活動をしている方々はよく理解しておかなければいけませんね。

あなたの同僚や友人にもいませんか?「俺は30歳になったら起業するねん」「今はスキルを磨く時で、3年後くらいに独立しようと思てるねん」って言う人達。もう完全に違うわけです。こういう人達は絶対に一生起業なんてしませんから、見ててください。

 

話を戻します。

僕がこのように言うのには理由があって、起業をするのに特別な才能やスキルは必要ないと思っているからです。昔は会社を設立するのに1000万円近くの資本金がいりましたし、インターネット環境が整っていない時代には、スタートアップから順調に利益を出していくという事はなかなか困難な事でした。

まあそれこそ他に秀でたスキルや技術が必要な時代だったわけです。

ですが時代は変化し、年収1000万円くらいであれば誰だって稼げるチャンスがある時代になりました。年収1億円くらいを目指そうとするとそれなりの運や人脈やスキルも必要になってくるかもしれませんが、年収1000万円くらいであれば正しい手順を踏めば現実的に到達できるわけですよ。それもパソコン1台で、家から1歩も出なくても・・・「そんなんウソやん!?」って思ったあなた、ほんまですよ。むしろそういう事が可能だという事を知らない時点でやばいです。今いる会社、今見ている景色が全てではありませんから、井の中の蛙状態にならないように気をつけて下さいね。

今は起業するとってもほぼノーリスクで起業できるわけです。司法書士に頼まずに会社設立業務も自分でやるなら大きなお金も不要です。ですから「いずれは起業したい」と本心で思っている方こそは今すぐに起業してしまった方が絶対に得策なのです。

順序としては、

「スキルを磨いてから → 起業」×

「起業 → スキルを磨く」○

なのです。

起業後に売り上げを伸ばすために一人で試行錯誤している瞬間こそが最もビジネスについてあーでもないこーでもないと真剣に考えて行動できている瞬間だと思いますし、人間的な器を広げるという意味ではまたとないチャンスなのですから。頭で考えているだけでは何も始まりません。

人生は一回きりです。仮にあなたが90年生きるとして3年も起業するタイミングを伸ばしてしまうという事は、人生の1/30もの時間を無駄に過ごしてしまう事になりますからね。

 

それでも起業できない理由を並べてきます

成功できない人間は“できない理由”を作る天才です。

・お金がありません
・時間がありません
・起業するアイデアがありません
・商品がありません
・オフィスがありません
・スキルもノウハウもありません
・経験がありません
・お客さんがいません
・親が反対します

などなど、こういった理由を言ってなんだかんだ起業ができない人間というのは、結局は会社勤めのサラリーマンをしている方が居心地が良いからそこから抜け出せないだけなのです。勇気がないのです。

これらの言い訳なんて、起業家の先輩方からしたら起業しない理由にはなりません。

・お金がありません ⇒ いや、起業するのにほぼお金いらんし
・時間がありません ⇒ 睡眠時間を削れば?
・起業するアイデアがありません ⇒ 奇抜なアイデアなんて不要
・商品がありません ⇒ 誰かの商品を売ればええやん
・オフィスがありません ⇒ むしろ自宅で良かろう
・スキルもノウハウもありません ⇒ だから起業するんでしょ
・経験がありません ⇒ これから身につくわい
・お客さんがいません ⇒ 顧客を見つけるのがあなたの仕事やで
・親が反対します ⇒ 誰の人生やねん?

どうですか、起業できない理由なんて全部見事に反論できますよ。

こういう意見を目にしてもそれでも起業をしようと思えない人というのは、潜在意識の中ではサラリーマンやOLのままでいたい人なので、起業をしない方が身のためです。絶対にうまくいかなくなりますからね。

 

起業するにはちょっとした勇気が必要なだけ

起業するために必要な事があるとすれば、それはちょっとした勇気だけです。

なぜなら、ほとんどの人にとって起業するなんていう事は周りの人達とは少し違った事をするからです。日本人は周りの人と違う事をするのに勇気が必要ですからね。

でも実はそれも大した問題ではなくて、起業家さんの友人知人を何人か作れば解決する問題ですし、起業してしまえばそんな事はどうでもよくなるわけです。

あとは「収入が無くなるんじゃないか?」という不安もあるでしょう。

毎月何もしていなくても給料が振り込まれるサラリーマンとは違って、起業家は自分が頑張らないと収入を得ていく事ができませんからね!

ある程度の貯金があればそれも解決するでしょうけど、それでも不安だという方は、まずは副業でビジネスを開始して、副業からの収入が本業の給料を超えた時点で起業すれば良いでしょう。

そうすればもう完全にノーリスクで起業する事が可能になりますね。

僕は起業する人が偉いと言いたいわけではありません。サラリーマンだろうが何だろうが、熱中できる仕事を持っている人は素晴らしい事ですし、家族や子供のために毎日働いているという人は絶対的に尊敬しなければなりません。

重要な事は、たった1回きりの人生なので、“今のままで死んでしまったとしても自分は後悔しないか?”という事なのです。人生を大半を会社のデスクで過ごす人生っていうのは果たしてイケているのか?という事ですよ。毎日満員の通勤電車に乗る必要が果たしてあるのか?という事です。自分の胸に手を当てて一度自問自答してみて下さい。

当たり前だと思っている事に疑問を感じてみる事で、新しい世界を発見できるきっかけになるものです。

「俺の人生、このままの人生で終わってたまるか!」と思えた方は、是非起業して自分のビジネス、自分の人生をおもいっきり楽しんでみる事をオススメします。