就活に失敗した人達のその後の人生は?

就活失敗その後

就活に失敗した人達のその後の人生は結局どうなってるの?という素朴なギモン。

ブラック企業で社畜一直線…?果てはフリーターになるの?なんとなく、人生終了…?

就活を経験した事がない人にはあまり分からないかもしれませんが、これまでずっと学歴社会の中で生きてきた学生や、親や親せき等の世間体を気にする学生、あるいはそれまで大きな挫折経験の無かった学生ほど、男女を問わず就活に失敗した時の反動は大きいものです。

でもよく考えてみると、就活に失敗した事をくよくよ考えても、実はそれってまるで意味がないとう事が分かってくると思うんです。だから、「自分は就活に失敗した」と自負している方も、安心して下さい。その理由を説明します。

日本の学生の9割が第一志望からは内定を貰えない

志望していた企業から内定を貰えずに、「これで人生終わった」「人生の歯車が狂ってしまった」と悲観してしまう学生は結構いますし、希望していない会社に入ってすぐに5月病にかかってしまい、早期退職をするはめになる若者も多いようです。

しかし、そんな人達にちょっと立ち止まって考えて貰いたい事があって、それは世の中の学生の9割以上は本当に行きたい企業からは内定を貰えていないという事です。

「そんな事ないよ、私は第一志望の会社で働いているよ」という反論もあるでしょう。

確かに、正真正銘100%、昔からその企業に入りたいと思っていてそこに見事入社できたラッキーな人もいるでしょう。優秀な人、行動力のある人、容姿端麗な人などは思うように人生がいっているかもしれません。

ですが、この「自分は志望先に入社できたよ」と言う人の発言もよくよく突き詰めていくと、実は本当は就活に失敗している人の方が圧倒的に多い事が分かります。

つまり僕は就活で良い企業から内定を貰えたという方にこそ、「それは“妥協した範囲内での”志望する企業ではないですか?」という事が言いたいのです。

そりゃどんな学生も可能であるならば、仕事内容が魅力的で、福利厚生が良くて、合コン受けするビッグネームで、給料も良くて、東証一部上場で・・・という企業に入りたい筈です。最初の段階では。

でも、潜在意識でなのか顕在意識でなのかは人それぞれですが、学生達はみんなどこかの段階では自分の人生に妥協して、「私ならこのレベルの会社が妥当かな」という妥協点を見つけようとしてしまうのです。

そうでなかったら、多くの人が有名な大企業に入る事になりますからね。

例えば、これと言って何の特技も経験もないと自負している短大在学の学生だったら、電通やフジテレビなどの人気企業は知らず知らずのうちに諦めてしまって、身分相応な中小企業の範囲内だけで就活を行っているという事です。

(そもそもこのような一部上場企業では四大卒が最低条件なので、例えばの話ですよ)

今も昔も、誰もが憧れの大企業に入れるのは高学歴の学生、体育会系の学生、英語がペラペラの学生、人に誇れる特異な経験がある学生、美人な女性、コミュニケーション能力に長ける学生、などの一部の学生に限られるわけです。

そうでないその他の9割の学生は、鼻からそういった企業に入る事は自然と諦めてしまっていて、「自分にはこのレベルの企業が相応しい」という妥協点を遅かれ早かれ見つけているのです。

つまり、そういう意味では学生の9割が就活に失敗しているのです。

そもそも土俵にすら上がっていないのですから。

「ああ…就活に肢敗した…」と嘆いている学生は、ただその妥協をするのが人よりも遅かったというだけで、もう少し早く妥協する事ができていれば、何も悲観する事なんてなかったわけですし、早めに諦めがついていれば5月病になったりする事なんてない訳です。

就活に失敗したらその後のマインドセットが超重要

大企業に入れなくたって、経済的に成功している人はたくさんいます。

第一志望の企業に内定を貰えなくても、本当にやりたい事を見つけた人もたくさんいます。

そんなの、当たり前の事なんです。

なのに、就活をしている学生は視野が物凄く狭くなってしまっている人が多いので、志望する企業から内定を貰えなかっただけであたかも人生に横やりを入れられてしまったような悲観的な気持ちになってしまうのです。

でも本来大切な事は、「今この瞬間を何を考えてどう過ごすか」という事なんじゃないでしょうか?

人生は何歳からでも人生を挽回できますし、あなたの今日の思考や行動が明日のあなたを作り、未来のあなたを作ります。

このブログで何度も触れていますが、僕も就活に失敗したと自負している1人でしたが、このマインドセットを手に入れてからは就活の事をくよくよと振り返る事もなくなりました。

個人的には就活に失敗した事で、その後の人生の事を本当に深く考えるようになれましたし、今は楽しんで自分のビジネスもできていますから、結果的にこれで良かったと本当に思っています。

就活なんて、あくまでもたった20年間くらい生きてきたあなたの狭い人生の中で、その時に自分がベストだと思えた就職先を決める通過儀礼に過ぎません。

これからあなたが年齢を重ねていくにつれ、もっと良い企業や、新しい自分の価値観、本当に自分の好きな事・やりたい事が見つかっていくものです。

だから、20歳前後の自分の選択なんて正しいのかどうかすら分かりませんし、それはあくまでも狭い世界の中での決め事に過ぎなかったと思って毎日楽しんで生きていくべきなんじゃないでしょうかね?

これから先はますます個人の働き方は多様化していく時代ですし、もはや「どこの企業に属しているか?」なんてどうでもよくなってくる時代です。大企業もどんどん苦しくなって吸収合併の波にのまれたり、倒産に追い込まれていますよね。

だから、そもそも就活に失敗も成功もないのです。

それと、僕が就活や転職に関する記事をこのブログでちょくちょく書いているせいか、最近では学生や第二新卒の方からもメッセージを頂く機会が増えてきました。

僕なりに伝えられる事はたくさんあると思うので、この記事を読んで下さった方は、またメッセージなんかも気軽に貰えればと思います。

就活に失敗したと思っていても、その後の人生なんて何とでもなりますし、むしろ何も考えずに大企業に入った人達の方が苦労する事になるかもしれませんから、「今この瞬間に何をすべきか?」という事を問い続けながらやっていけば、きっと面白い人生になると思いますよ!

すべては心の持ちようです。