就活に失敗した学生の未来は明るいのか?

就活失敗

日本では「良い大学に入れば良い企業に入れて良い人生が送れる」という考え方が依然として残っています。私はこの考えはこの先10年、20年経っても完全に消えて無くなる事はないと思います。ですが実際問題、終身雇用制度や年功序列型賃金制度が崩壊した今、この考え方は半分以上は間違っていると言えるでしょう。

こういう考え方がある限りは、学生達は必死になって就職活動に励むわけだし、“人気企業ランキング”や“給与の高い企業ランキング”なんていう謎な特集も日経ビジネスや週刊ダイヤモンド、あるいは就活情報誌などで組まれるわけです。

そんなものに何の意味があるんでしょうね?

私も当時は必死になって就職活動をしていた立場なので偉そうなことは言えないのですが、本当に日本人は周りの評価を気にする人種だとつくづく思います。

本当に日本の就職活動はおかしなもので、それまで散々遊び呆けていた学生達が、就職活動の時だけ真面目にスーツを着て、とりあえず人気の企業に合格するためだけに企業へのエントリー理由を考えたり面接の準備を必死になって行うのです。

学生にとってはリクナビやマイナビに掲載されている人気の企業だけが就職活動の対象企業であり、誰も知らない知名度の低い中小企業、ベンチャー企業にはよほどの理由がない限りは入社したがろうとしないでしょう。視野が狭くなるんですよね、どうしても。

で、そのよっぽどのヤバい理由というのこそが、希望する人気企業にことごとく落ちて、もう受けられる企業が無くなってしまった学生達が、このままフリーターorニート生活に突入する事や親に高い学費を払って貰ったのに社会人にもなれないという恥ずべき事態を恐れて就活を続行しているという「絶望的状況」を指しているのです!

就職活動をしている当の学生にとってみれば、入社したいと思っていた企業から全て不採用の通知が来た段階で、まるでもう自分の人生がここで終了したかのようなお先真っ暗な心境になっているでしょう。「良い大学に入れば良い企業に入れて良い人生が送れる」と信じて疑わなかった親御さんにとってみれば、まさに自分の子供は就職活動に失敗したと考えてしまう事が普通でしょう。

それでもって学生の閉鎖的なコミュニティーの中にいると、どうしても人気企業から内定を貰えた学生こそが優秀だという評価になりがちで、そういう閉鎖空間で生まれる間違った空気が一層就活に失敗した学生を暗い気分にさせてしまのです。

就活に失敗して鬱になってしまったり、最悪のケースでは自殺してしまうような学生もいますから、日本の大学生の就職活動というのは本当に危険な要素を含んでいるんですよね。

でも私から言わせれば、就職活動で失敗したからと言ってもその学生の人生は決して終わったわけでも何でもないし、むしろ人生は明るいとさえ言えるのです!

 

就活で失敗したからと言って何も恥じる事はありません

人生の長いスパンで考えた時、その時々の悩みなんてほんのちっぽけなものです。大宇宙の歴史から見た時に、あなたの持っている悩みなんてミジンコや鼻くそ以下で、まるでたいしたものではありません。

その証拠に、あなたは10年前の悩みをいまだに鮮明に覚えていますか?5年前はどうですか?恐らく1年前の悩みでさえも、今はどうでもよくなっている場合がほとんどなのではないでしょうか?

就職活動で仮に成功したとしても、卒業するまでの残りの期間に仲間から“良い企業から内定を貰えた優秀な学生”という立ち位置で崇められ、せいぜい残り短いキャンパスライフを謳歌できるくらいしかメリットはありません。(あとは社会人になってからの20代の間の合コンの時に若干役立ちます、はい。)

大学3年生、4年生時にたいていの学生は就職活動をするのですが、年齢にして21歳~22歳でしょう。いいですか、まだまだ人生これからです。人生はいつだってこれからが勝負です。これからでなくてどうするんですか?

就職活動で“たかだか今この瞬間に学生の間で人気があるだけの企業”から内定を貰えなかったくらい、20年後、30年後のあなたから振り返ってみてみたら本当にどうでも良いくだらない事ですからね。もしも自分が就活に失敗したと思っている学生がいたら、どうぞその考えを今すぐ撤回して下さい。

そもそも、「就活に失敗した」という表現自体がおかしいのです。

就活に失敗もくそもありませんからね。あるのは目の前に起こっている単純なる事実だけで、その事実を受けて次の人生をどう進んでいくかを考える楽しい未来だけが待っているのですよ!

 

就活に失敗した学生が目指すべきもの

「良い大学に入れば良い企業に入れて良い人生が送れる」という考え方が半分以上間違っていると私は言いました。つまり、半分は正解なのです。

というのも、就活に見事成功して人気企業に入社できた学生は、その企業で出世を目指していく事になるからです。人気企業に入ったからには、しがみついてでも簡単には辞めようとしない人が多いでしょうからね。

ですが、残念ながらそこに待っているのは社畜としての人生です。

社畜さんは夏のクソ暑い日も冬の死にそうに寒い日も、朝早起きして満員電車に乗って9時前には会社に出社し、気に食わない上司に日々怒られ、自分の評価を気にするあまりビクビクし、残業をたっぷりして終電近くまで会社で仕事をする事になります。

これくらい会社でこき使われて頑張っても、30歳になった時に年収1000万円を超えているのは電通や博報堂など、よほどの人気企業の中で更に出世コースに乗った優秀な人間くらいでしょう。あとは野村證券やゴールドマンサックスなどの金融系か不動産などの営業会社の完全歩合制で働いている人間に限られるでしょう。

「俺は社畜になる事で高い年収を得る事が生きがいだ!」

というマニアックな方にとってみれば、もしかしたら就職活動で人気企業に入社できなかった事は決定的な失敗だと言えるかもしれませんが、たいていの方は社畜になんてなりたくないと思います。

社畜になっても稼げる年収はせいぜい1000万~多くても2000万円が関の山でしょう。

世の中には社畜になって仕事をしなくても年収1000万円程度であればパソコン1台で1人で稼ぎだせるビジネスがあり、それを知っているのと知らないのとではあなたの人生にも雲泥の差が出てくるでしょう。

その方法こそが、WEBマーケティングを駆使したエキスパートビジネスなのです。

そろそろ私の結論を言いますが、「自分こそは就活に失敗した人間だ」「どこかで人生の歯車が狂ってしまった…」と思っている方こそは、社畜になって年収1000万円を目指すのではなくて、自分の好きな事を好きな時に好きな人とやって、余裕をもって年収1000万円以上を獲得する人生を目指すのが良いと思っています。

そしてエキスパートを志す過程でWEBマーケティングのスキルや自分でビジネスを一から構築するスキームが身に付きますから、そうなると今度は企業の方があなたという人財を欲しがるようになるのです。

つまり、会社に依存せずに自分の力で人生を切り開く事ができるような人財になれば、自分で好きにビジネスをする事もできるし、希望するのであれば企業に入社して重要なポストで活躍する事もできるのです。

日本の就職活動で人気が出る企業というのは、得てして社畜を量産するブラック企業になりがちですから、そもそもそこを就職活動の目標にするという事自体がナンセンスなのです。

学生にとって一番大切な事は、自分の長い人生をどのようなスタイルで送りたいかを考える事で、その時の通過点の1つとして就職活動にゆるく臨む事だと私は思います。